スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2

ゲーム紹介

《スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2》（スーパーロボットたいせんオリジナルジェネレーションツー）は、バンプレストによるゲームボーイアドバンス専用のシミュレーションRPGです。キャッチコピーは「交錯する世界 …そして、招かれざる来訪者」となっています。

概要

本作は人気タイトル「スーパーロボット大戦」シリーズの中でも「OG（ORIGINAL GENERATION）シリーズ」の一環であり、前作《スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION》の続編にあたります。全43話、54ステージから構成され、バンプレストオリジナル作品の魅力を引き継いでいます。新たに、過去のタイトル《スーパーロボット大戦A》や《第2次スーパーロボット大戦α》からもキャラクターやロボットが追加され、ストーリーの展開もこれらを中心に進んでいきます。また、本作には特定の主人公がいないため、前作のような主人公選択によるルート分岐は設定されていません。

演出面では、ほとんどのユニットのグラフィックが新たに描き換えられ、アニメーションが強化されています。これにより、前作に比べパイロットカットインが大幅に追加され、戦闘BGMはユニットやパイロットごとに選択可能になりました。

2007年には、PlayStation 2向けに前作と本作をリメイクした《スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS》が発売され、これにはOVA《スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION》を含む追加エピソードも収録されています。さらには、2010年から2011年にかけて、テレビアニメ《スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-》が放映され、本作を元にした新たなストーリーを提供しました。

あらすじ

物語は、ホワイトスターでのエアロゲイターとの戦闘が終了してから半年後の世界を舞台にしています。連邦政府が地球外知的生命体の存在を認め、軍組織を再編成するイージス計画を発表する中、新たに結成された組織「ノイエDC」や異星人「インスペクター」、さらに謎の組織「シャドウミラー」や、それに関連するアインストと呼ばれる存在が次々と現れ、人類はこれまで以上に厳しい戦況に巻き込まれていきます。

参戦作品とキャラクター

本作は、特にバンプレストオリジナルキャラクターのみに焦点を当てています。登場する作品には、DC戦争シリーズ、魔装機神シリーズや、スーパーロボット大戦αシリーズなどがあり、これまでの作品の人気キャラクターや機体が多数参戦します。初登場の機体としては「アルトアイゼン・リーゼ」や「サイバスター」が挙げられます。

ゲームシステム

本作は、前作までのシステムを踏襲しつつも、いくつかの新機能が追加されています。たとえば、パイロット能力の上限が400に拡大され、連続攻撃や援護スキルに関するシステムが変更されました。インターミッションでは強化パーツの売却やユニットの換装が可能になり、バリエーション豊かな戦略が楽しめます。ユニットの改造ボーナスや、エースボーナスに特典が加わるなど、プレイヤーの選択肢はより広がっています。

エンドコンテンツとしては、クリア後に挑戦できる「EXハードモード」と「スペシャルモード」が用意されており、これにより再プレイの楽しさが増しています。

スタッフ

プロデューサーに寺田貴信氏、ディレクターには安斉誠氏、シナリオ担当として千住京太郎氏や名倉正博氏がクレジットされています。また、オリジナルメカデザインも数名の著名なアーティストにより施されています。

プロモーションと関連作品

本作のプロモーションには、テレビCMでのスパロボイメージガールとして加藤夏希がアピールするなど、多彩な戦略が展開されました。また、OVAや関連商品も多くリリースされており、ファンにとって魅力的なコンテンツとなっています。

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